ホームページ作成費用、
同じ5ページで約8倍開く理由。
料金を自社のページに載せている制作会社を数えると、同じ5ページ前後でも、いちばん安いプランだけで約8倍の開きがありました。
なぜそこまで差が開くのか、何にいくらかかるのか——
三重県桑名市の小さな制作所 IZANA が、業界の透明化を願って書くガイド。
ホームページ制作の相場を調べたい、ホームページ作成の費用を知りたい——見積もりを3社から取って、「10万円・80万円・250万円」と並んで途方に暮れた、そんな経験はないでしょうか。同じものを頼んでいるはずなのに、なぜ価格がここまで開くのか。「安い会社は手抜きで、高い会社は安心」と単純に決めつけて良いのか。
このガイドは、ホームページ制作の費用構造を5つの制作方式と10項目の内訳にまで分解し、「あなたの事業規模・目的に対して、適正な金額はいくらか」を判断できるようにするためのものです。読み終えたとき、見積もりの行間が読めるようになっているはずです。
結論:ホームページ作成費用の相場一覧。
まず結論から。料金を自社のページに載せている制作会社を1社ずつ開いて、いちばん安いプランの金額を書き写し、ページ数ごとに並べました。
数えた日=2026年9月17日/数えた相手=自社の料金ページで金額を確かめられた制作会社15社(媒体の一覧に載っていただけの会社は入れていません)/1社1行(同じ会社にプランがいくつもあるときは、いちばん安いもの)/税込で書かれている金額は1.1で割って税抜にそろえました(税の書き方が無い会社はそのまま)
| ページ数 | 金額を載せていた会社 | いちばん安い〜いちばん高い | 真ん中の会社(中央値) |
|---|---|---|---|
| 1ページ(LP) | 9社 | 6.8万〜30万円 | 15万円 |
| 5ページ前後 | 14社 | 11万〜90万円 | 28万円 |
| 10ページ前後 | 12社 | 20万〜159.8万円 | 約57万円 |
多くの個人事業主・中小企業は、クラウドソーシング型か個人事業者・小規模制作所型のどちらかが現実的な選択肢になります。前者は安く済む代わりに「見た人が連絡したくなるか」までは保証されず、後者は見せ方・伝え方を一緒に作り込める分、初期費用が上がります。
IZANA はこの2つの中間〜小規模制作所側に位置します。サイト本体は買い切りで、月々お金を払い続けないと消える、という形ではありません。
なぜ価格がこれほど開くのか。
上の表でも、5ページ前後のいちばん安いプランだけで、11万円の会社と90万円の会社がありました(約8倍)。差は5つの構造的な要因から生まれます。
要因①:作る人の人件費
ホームページの値段の大部分は、人が作業する時間です。だから時間あたりの単価が違えば、同じものでも価格が変わります。
時間あたりの単価を公開している会社は少ないので、ここでは数字を載せません。見積もりを比べるときは「何時間ぶんの作業か」を聞くと、単価の違いが見えます。
要因②:間接コスト(営業・管理・利益率)
制作会社が大きくなるほど、営業・PM・経理・オフィス家賃などの間接コストが乗ります。個人事業者の場合、この間接コストが小さいので、同じ作業量でも価格が下がりやすくなります。
要因③:作り込みの深さ(スコープ)
「ホームページを作る」と一口に言っても、含まれる作業の幅は大きく違います。
- テンプレートに文章を当てはめるだけ
- 業種に合わせてゼロからデザインを起こす
- 事業ヒアリング・コンセプト設計から行う
- 市場調査・競合分析・ブランディングから行う
同じ「ホームページ」でも、事業の上流から関わるかどうかで、必要な工数が大きく変わります(下へ行くほど作業が増えます)。
要因④:保守・更新の組み込み
月額の管理費を必須にする代わりに、初期費用を抑える価格設計の会社があります(数えた15社では2社。8社は任意でした)。保守の月額を載せていた10社のいちばん安いプランは、月2,500円〜1万円(税抜にそろえ、年額は12で割った金額)です。サイト本体を買い切りにして月額を必須にしない形(IZANAもこちらです)と比べると、初期費用が同じでも長期総額が大きく変わります。
10年使うサイトとして、月額1万円の例で比べると——
- 月額1万円型:1万円 × 12ヶ月 × 10年 = 120万円のランニングコスト
- 買い切り型(制作費の月額0円):制作費の月額は0円。かかるのはサーバーとドメインの実費で、当社の場合は約1.32万円〜/年(税込) × 10年 = 約13.2万円〜のランニングコスト(保守は別。お勧めしていますが、強要はしません)
長期コストで見ると、初期費用が同じでも総額が100万円以上差がつくケースがあります。
要因⑤:ブランド・実績による価格プレミアム
大手制作会社は「上場企業との取引実績」「賞の受賞」「メディア露出」を価格に乗せます。同じ品質のものが、同じ時間で作れたとしても、会社のブランドに対するプレミアムとして価格差が生じます。これは正当な対価であり、安心料でもあります。自社の規模に対して要るかどうかで判断します。
価格差の正体は「人件費 × 間接費 × スコープ × 保守 × ブランド」の積
同じものを作っているように見えても、これら5つが組み合わさることで、価格は何倍にも開きます。重要なのは「安い・高い」の二択で考えず、あなたの事業規模に対して、どの方式が適正かを見極めることです。
制作方式 5タイプの費用と内訳。
頼む先は、大きく5つの方式に分かれます。それぞれの費用に何が含まれるかを並べます。方式ごとの金額の幅は、同じ条件で数えられる形で公開されていないため載せていません(数えた金額は Section 01 の表です)。「自分の事業規模で、どの方式が適正か」の判断材料にしてください。
方式を選ぶ前に決める3つ:目的・読者・自社でできること
同じ5ページでも、原稿と写真がそろっていて載せるだけの場合と、お客様・主力の仕事・料金・問い合わせまでの順番から組み立てる場合では、作業の量が違います。次の3つを先に書き出すと、削ってよい部分と、削ると困る部分が分かります。
- 目的:会社情報の確認、問い合わせを増やす、採用、今のお客様への案内のうち、いちばん優先するのはどれか
- 読者:個人のお客様、会社の購買担当、求職者など。最初に知りたいことは、読む人によって違います
- 自社でできること:文章、サービスの説明、料金の条件、事例を載せる許可、更新、ドメインの管理を、どこまで自分で持てるか
方式①:SaaS型(Wix・ペライチ・STUDIO等)
テンプレートが用意されていて、文章と写真を当てはめると数日でホームページが立ち上がります。費用の中身は——
- 独自ドメインの取得・更新料(毎年)
- サービスの月額料(プラン次第)
- 初期セットアップ費(自分でやれば0円、外注すると別に費用)
適している人:自分で運用する余力があり、デザインに強いこだわりがない方。趣味・副業・小規模個人事業者の名刺代わり、などに最適。
注意点:SaaSを解約するとサイトが消えます。「資産」にはならないので、本気で集客装置にしたい場合は次の方式以上を検討してください。
方式②:クラウドソーシング型(ランサーズ・クラウドワークス等)
フリーランスの個人にスポット発注する方式。価格は安いですが、品質と納期はピンキリです。費用の中身は——
- 制作費(提案者の時給×時間)
- サーバー・ドメイン(毎年)
- 修正・追加の都度発生
適している人:とりあえず形になればよい、自分で運用と更新ができる、相手とのやり取りに慣れている方。
注意点:受注者によって品質の差が大きく開きます。ポートフォリオと過去のレビューを精査することが必須です。
方式③:個人事業者・小規模制作所型(IZANAを含む)
個人事業者または社員1〜5名の小規模制作所への発注。打ち合わせを重ねて、業種に合わせたデザインを一緒に作り込みます。費用の中身は——
- ヒアリング・コンセプト設計
- デザイン制作
- コーディング・実装
- コンテンツ作成サポート
- SEO初期設定:含まれる場合と別料金の場合あり
- サーバー・ドメイン:別途(毎年)
適している人:事業を伝える文脈を一緒に考えてほしい、月額管理費の負担を最小化したい、長く付き合える担当者がほしい方。
注意点:制作者の経験差が品質差に直結します。実績ページ・対応事例・代表のプロフィールを必ず確認してください。
方式④:中堅制作会社型(社員10〜30名)
地域の制作会社に発注する方式。営業・ディレクター・デザイナー・コーダーが分業し、担当が分かれているので、1人が動けないときにも進めやすい形です。費用の中身は——
- ヒアリング・要件定義
- デザイン制作
- コーディング・実装
- コンテンツ・撮影
- 検索(SEO)・Googleマップ(MEO)の初期設定:含まれる場合あり
- 月額管理費(保守・更新含む)
適している人:社員が多く、採用にもホームページを使う規模の事業。
方式⑤:大手制作会社型(東京の上場制作会社)
営業・PM・コピーライター・デザイナー・エンジニア・SEO担当・運用担当の専任チームで進める方式。市場調査・ブランディング・コンセプト策定から始まります。費用の中身は——
- 戦略策定(リサーチ・ペルソナ設計)
- クリエイティブ(デザイン・コピー)
- 実装(フロント・バック・CMS)
- 撮影・動画・イラスト
- 運用・改善(毎月)
適している人:上場企業・大手ブランド・コーポレートサイトとして恥ずかしくない品質が必要な規模。
方式ごとに、自社に残る仕事
金額だけを並べると、何を自分でやることになるのかが見えません。頼む先ごとに、自社の側に残りやすい仕事と、頼む前に確かめたいことを並べます。
| 頼む先・方法 | 自社に残りやすい仕事 | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 自分で作る | 目的決め、原稿、構成、デザイン、更新、数字を見て直す判断 | 作業の時間を取れるか。フォーム・スマホ表示・公開設定を自分で確かめられるか |
| 無料・低価格のサービス(方式①) | 原稿、写真、ページ構成、更新、問い合わせまでの道筋 | 独自ドメイン・広告表示・機能の制限・解約したときのデータ・追加料金 |
| 格安の制作 | 型に入れる素材、サービスの説明、公開後の改善 | 修正・フォーム・スマホ対応・検索の基本設定・公開後の窓口が入っているか |
| フリーランス(方式②) | 契約で決めた範囲の外。担当者の得意な作業で差が出る | 原稿・構成・デザイン・技術・計測を誰が持つか。担当者が動けないときはどうなるか |
| 小規模の制作会社(方式③) | 仕事の専門的な中身、事例の事実確認、公開の承認、更新の方針 | 聞き取り・ページ設計・原稿・公開・保守を、どこまでまとめて持つか |
| 中堅〜大手の制作会社(方式④⑤) | 社内の承認、素材や部署間の調整、運用の担当者 | 複数の担当・分析・システム・進行管理が本当に要るか。自社の規模に対して大きすぎないか |
「安いから悪い」「大手だから成果が出る」とは言えません。名刺代わりなら自作や型のサービスで足りることがあります。問い合わせが主な営業の手段なら、文章・ページ構成・事例・フォーム・計測まで含めて比べたほうが、安い制作費とあとからの作り直しを比べやすくなります。どの方式でも、検索順位や問い合わせの件数は約束できません。
費用の10項目の内訳。
「ホームページ制作費 80万円」と一括で言われても、何にいくら使われているのか見えません。実は見積書を分解すると、10種類の費用が積み上がっています。それぞれが何のために必要で、削っていいもの・削ったら危険なものを、項目ごとに整理します。
項目ごとの金額は、項目別に料金を公開している会社がほとんど無く数えられないため、載せていません。見積書では、この10項目が「含む/含まない/別料金」のどれかを1つずつ確かめてください。
企画・要件定義費
事業ヒアリング・ペルソナ設計・サイトマップ作成・ワイヤーフレーム作成までの上流工程。ここが薄いと後の工程すべてに響きます。削るとデザインで迷走します。
デザイン費
ビジュアルコンセプト・トップページデザイン・下層ページデザインの制作。テンプレートを流用すれば下がりますが、競合との差別化は厳しくなります。
コーディング・実装費
デザインを実際に動くWebページに変換する作業。レスポンシブ対応・表示速度最適化・アニメーション実装で価格が大きく動きます。複雑なアニメーションを使うほど工数が増えます。
CMS構築費
WordPress等で「お知らせ」や「ブログ」を自分で更新できるようにする工程。更新頻度が高い事業(飲食店の新メニュー・工務店の施工事例)には必須。更新が年1回以下なら不要です。
ライティング費
事業者の頭の中を文章化する作業。自分で書ければ0円・プロに依頼すればページごとに費用がかかります。書ける事業主の方は迷わず自分で書いた方が伝わります。
撮影費
店舗・商品・スタッフ・施工事例の撮影。スマホで撮った写真でも組み立てられます(撮り方はホームページの写真をどう用意するか)。プロに撮影を頼む場合は、制作とは別に費用がかかります(IZANAでは撮影を行っていません)。
ドメイン取得・更新費
「example.com」を取得・維持する費用。誰の名義で取得するかを、契約の前に確かめておくことが大切です。制作会社名義のままで解約時の移管の取り決めが無いと、ドメインを失う事故が起きます。
サーバー費
サイトのデータ置き場。エックスサーバー・ロリポップ・さくらサーバー等が事業者向けの定番。年ごとの金額は、下の「見落としがちなランニングコスト」にまとめています。
SEO初期設定費
Googleに正しく認識されるための内部設定(タイトルタグ・メタディスクリプション・構造化データ・サイトマップ・Search Console連携)。店舗・地域密着業種の場合は、Googleビジネスプロフィール(GBP)の整備もオプションで承ります。
保守・改修費
セキュリティ更新・サーバー監視・小修正対応。月額管理費を取る制作会社の主収益源です。数えた15社で保守の月額を載せていた10社のいちばん安いプランは、月2,500円〜1万円(税抜にそろえ、年額は12で割った金額)でした。IZANAの保守は、お勧めしていますが、強要はしません(いちばん軽いライト保守で¥10,000/月)。
10項目を足すと、いくらになるか
10項目を全部足した金額は、ページ数と、どこまで頼むか(原稿・写真・機能)で決まります。ページ数ごとの実際の金額は、Section 01 の表(料金を載せている15社のいちばん安いプラン)を見てください。見積もりを比べるときは、同じページ数の列どうしで比べ、10項目のどれが含まれているかをそろえてから金額を見ます。
「SEO込み」「フォーム設置」は、中身を1行ずつ聞く
「SEO込み」という言葉だけでは、title・description、ページの組み立て、ページどうしのリンク、Googleへの登録、公開後の改善のどこまでが入っているか分かりません。フォームは置くだけでなく、スマホでの入力、送信と受信、迷惑メールの対策まで確かめるかを聞きます。アクセス解析(GA4)と検索での見え方(Search Console)も、置くだけか、結果を見て何を直すところまでかで仕事が分かれます。広告の運用や毎月の記事づくりは、ふつう制作費とは別の仕事です。
写真は、手元の写真や商用利用できる素材でも組み立てられます。ただし施工事例として出す写真は自社の施工に限り、素材の写真をお客様の実績のように見せないことが大事です。公開前の修正の回数、公開後の文字の差し替え、ページの追加、不具合の対応も、同じ「修正」ではありません。それぞれいくらかを分けて聞きます。「修正◯回まで」の1回が何を指すかは修正の数え方にまとめています。
見落としがちなランニングコスト。
初期費用ばかりに目が行きがちですが、ホームページは10年使えば10年分のランニングコストがかかります。最初の見積もりに「月額0円」と書いてあっても、実は本当に0円なのは制作会社への支払いだけ。サーバー・ドメインは別途必ずかかります。
必ずかかる固定費
サーバーとドメインは、制作会社に払う月額とは別に、毎年かかります。当社の場合は約13,200円〜/年(税込)で、取得も年1回の更新も当社が代行します(お使いになるサーバーによって変わります。料金ページに載せています)。
ほかの会社の見積もりでは、この実費が制作費や月額に含まれているのか、別に請求されるのか、年いくらかを内訳で確かめてください。https(通信の暗号化)の費用や、公開後の修正・保守の費用も、会社によって入っている場所が違います。同じ項目どうしで並べないと、安い・高いが比べられません。
10年使った場合の総額シミュレーション
初期80万円のサイトを10年間運用した場合の、選び方による総額の差です。
| 選び方 | 初期費 | 10年のランニング | 10年総額 |
|---|---|---|---|
| 月額3万円型(保守込み) | 80万円 | 360万円 | 440万円 |
| 月額1万円型(最小保守) | 80万円 | 120万円 | 200万円 |
| 買い切り型(IZANA・保守に入らない場合) | 80万円 | 約13.2万円〜(サーバー・ドメインの実費。保守は別・お勧めしています) | 約93.2万円〜 |
制作費の見積もりに入らないことが多い費用
サーバー・ドメイン・保守のほかにも、あとから出やすい費用があります。最初に分けておくと、見積もりどうしを同じ範囲で比べられます。
| 費用 | 何のためか | 確かめる質問 |
|---|---|---|
| ページの追加・原稿の変更 | 公開後に工事やサービスを増やす | 1ページの範囲は?写真・原稿・修正は入る? |
| 検索の改善を続ける | 検索からの入口を測り、中身を直す | 毎月なにを調べ、何ページを直す? |
| 広告 | お金を払って見てもらう | 広告費と運用の手数料は別?止めたあとに何が残る? |
| 写真・システム | 専用の写真、予約・会員・連携の機能など | 本当に要る?保守・ライセンス・外注の費用はある? |
比べるときは「初期の制作費+3年分の実費・保守・考えている追加制作」で総額を作り、同じ範囲どうしで並べます。月額のプランなら36か月分を足します。月額と買い切りの契約の違いは月額制と買い切り型の比較に分けて書いています。
買い切りの費用構造。
IZANA を含む一部の小規模制作所は、サイト本体を買い切りにする形を採用しています。月々お金を払い続けないとサイトが消える、という形ではありません。「買い切り」と聞くと「アフターケアがないのでは」と疑いたくなる方もいるはずです。なぜ可能なのか、その仕組みを透明化します。
なぜ買い切りにできるのか(3つの理由)
- WordPressや静的HTMLで、事業者自身が更新可能な設計にする:月数回の更新作業を制作会社に依頼する必要がなくなる
- サーバーとドメインは実費だけにする:制作会社が上乗せしない(IZANAは取得と更新を代行し、実費だけをお預かりしています)
- ドメインの管理主体と移管条件を確認する:解約時にドメインと制作データを引き継げる条件を契約前に書面で確認
つまり、「制作会社に依存しない運用構造」を初期段階で組み込めば、サイトを持ち続けるために月額を払い続ける必要はなくなります。そのうえで、公開してからの保守はお勧めしています。何かあったときにすぐ直せますし、放っておくと古くなるからです。強要はしません。
買い切り型のメリット・デメリット
誤解のないよう、買い切り型は万能ではありません。事業の性質によって向き・不向きがあります。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 買い切り型 | 10年総額が小さくなりやすい/制作会社に縛られない/ドメイン・サーバー・データ全て事業者所有 | 大幅リニューアル時は再依頼が必要/自分で更新する習慣が必要/緊急時の対応は別途相談 |
| 月額制型 | 困った時に即連絡できる/更新を任せられる/長期的なSEO支援が含まれる場合あり | 10年総額が大きくなる/解約時に主導権を失うリスク/使わない月も支払い発生 |
個人事業主・小規模法人の多くは前者に該当します。
業種別の予算目安。
「相場一覧」を見ても、「自分の業種では実際いくら?」という疑問は残ります。業種ごとに必要なページ・機能・コンテンツの量が違うためです。ここでは、当社が業種ごとのページを持っている分についてまとめます。ほかの業種は業種別のページをご覧ください。
工務店・塗装店・リフォーム業
金額は業種で変わりません。1枚のページ(LP)30万円〜/最大5ページ構成 50万円〜/最大10ページ構成 80万円〜(いずれも税抜・買い切りで、月額の制作費はいただきません)。料金ページのとおりです。業種で変わるのは要るページの数のほうです。
この3業種は、当社が名簿に載っている会社のサイトを1社ずつ開いて数えています。そこからページがどこで増えるかだけ書きます。
- 工務店(116社を調べ、自社のサイトがあったのは51社)=施工事例のページは40社・78%が持っている一方、家づくりの流れ(相談から引き渡しまでの順番)は8社・16%、料金の目安は10社・20%でした。事例のほかに「流れ」と「料金」で2枚増えます(工務店の調査)
- 塗装店(120社を調べ、自社のサイトがあったのは37社)=料金の目安は7社・19%。施工事例のページも施工前後の写真も無い会社が11社・30%ありました。事例の見せ方を1枚作るところからになります(塗装店の調査)
- リフォーム業(117社を調べ、自社のサイトがあったのは60社)=工事の種類ごとのページは17%でした。扱う工事が多いほど、ここでページが増えます(リフォーム会社の調査)
※ これは「同業がどうしているか」を数えた数字で、必要なページ数の正解ではありません。数えたのは名簿に載っている会社のサイトで、開いたのはトップから7ページまでです。実際に何枚要るかは、扱う仕事の数で決まります。
業種より先に:いくらかけるかの3つの判断例
① 会社のことを見つけてもらえればよい 仕事の種類が少なく更新もほとんど無いなら、まず1ページで、仕事の中身・対応する地域・会社情報・連絡先を過不足なく示すことを考えられます。自分で作る時間があれば、外に頼むのは必須ではありません。安い側で足りる条件は3万円と30万円は何が違うのかに書きました。独自ドメインやフォームを使うなら、公開と送信のテストを誰がやるかを決めます。
② 工事・修理の問い合わせを取りたい 工事の種類が複数あり、施工事例・料金の条件・対応エリア・保証を見てから相談されるなら、ページを分けて組み立てる必要が出やすくなります。写真だけの事例より、施工前の問題・やったこと・期間・費用の考え方まで書けるほうが、比べる材料になります。原稿と問い合わせまでの道筋を自分で整理できないなら、そこを頼む範囲に入れます。
③ 今のサイトを作り直すか迷っている 見た目の刷新に予算を使う前に、今の検索からの入口、残すURL、ドメインとメールの契約者、フォームが動いているかを確かめます。必要なページだけ直して足りるなら、全部を作り直す必要はありません。古いURLの引き継ぎやシステムの移行があるなら、その確認・作業・公開後の検証が見積もりに入っているかが大事です。先に今のドメインを残す確認手順と既存サイトの改善・再構築を見ておくと、頼む中身を整理できます。
3つのどれに当たるか決められず、作るかどうかで止まっているときは、止まっている理由の4つを先に見てください。
無料診断を申し込む(まず直すところ3つをPDFでお返ししています)
失敗しない4つの確認。
制作会社を選ぶ前に、必ず確認すべき4つのチェック項目があります。これを聞かずに契約すると、解約時・移行時・トラブル時に大きな損失になります。見積もりを取った全社に同じ質問を投げて、答え方の差で会社の誠実さを測ってください。
確認①:ドメインの名義は誰になるか
「example.com」の名義が制作会社のままで、解約時の移管の取り決めが無いと、ドメインを失うことがあります。10年使ったサイトのドメインを失うと、検索順位もブックマークも全部リセット。「誰の名義で取得・管理するか」と「制作会社の名義なら、解約時に移管してもらえるか」を、契約書で確認してください。
聞き方:「ドメインは私の会社名義で取得して頂けますか?管理画面のIDも私が持つ形でお願いできますか?」
確認②:サイトデータの所有権はどこにあるか
制作会社独自のCMSや特殊な仕組みで作られると、解約時にデータごと消えるケースがあります。WordPressや一般的なHTML/CSSなら他社移行可能ですが、独自CMSは事実上のロックイン。
聞き方:「もし将来、他社にリニューアルを依頼する場合、サイトデータは引き渡してもらえますか?使用しているCMSは何ですか?」
確認③:修正・更新の対応範囲と料金
「軽微な修正は無料」と言われても、何が「軽微」なのかは会社によって基準が違います。具体的なケースで料金を確認することが重要。
- テキスト変更(5箇所)→ いくら?何日以内?
- 新メニュー追加(写真3枚+文章)→ いくら?
- 営業時間変更(祝日対応)→ 自分で更新できる?
- 「お知らせ」追加 → 自分で更新できる?
聞き方:「上記4ケースについて、それぞれの料金と納期を教えてください」
確認④:解約条件・違約金
月額管理費がある場合、解約条件と違約金を必ず文書で確認。「24ヶ月縛り・途中解約は残月分一括」のような契約だと、合わなくても抜けられません。
聞き方:「もし1年後に解約する場合、追加料金や違約金は発生しますか?最低契約期間はありますか?」
「契約前の質問への答え方」が会社の誠実さを表す
これら4つの質問を投げた時、誠実な会社は明確な数字と根拠を返してきます。曖昧な答え・後回しの提案・「弊社にお任せください」だけの会社は、契約の前にもう一度確かめたほうがよい相手です。同じ質問を3社に投げて、答え方の質で選ぶと、比べやすくなります。
4つの確認に足す、見積もりの中身をそろえる質問
上の4つは契約の条件です。見積もりの中身をそろえるには、次の4つも同じ文面で聞きます。
- 原稿・写真・事例・料金の条件の事実確認は、どちらが持ちますか。
- フォームの送信テスト、スマホでの確認、公開とドメインの設定は入っていますか。
- title などの基本の設定と、公開後の検索の改善は、別の仕事ですか。
- ページの追加、原稿の差し替え、公開後の不具合は、どう見積もりますか。
受け取った見積書を項目ごとに並べて比べる方法と、そのまま送れる依頼文は見積もりを比較する7項目と依頼文にまとめています。
IZANA の場合、この4つの質問への答えは次のとおりです。ドメインはご自身の名義で取得していただくことも、当方で取得・管理することもできます(当方で取得した場合も、ご解約時の移管に協力します=利用規約 第9条)・サーバーの運用とドメインの更新はIZANAが代行(実費のみお預かり)・制作データは他社移行に使える形で納品・修正料金は価格表で公開・サイト本体は買い切りです。詳しくは 料金プラン ページをご覧ください。
あなたのサイトの
現状診断、無料でお返しします。
記事を読んでも「自分の事業ならいくらなのか」は、現状を見ないと判断できません。
IZANAの ホームページ無料診断 では、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を人の目で読み、まず直すところ3つをPDFでお返ししています。新規制作の方も、既存サイトのリニューアル検討の方も、まずは現状把握から。勧誘や見積もりの押し売りは一切ありません。