ホームページ制作とSEO。
制作費で買えるのは「土台」まで。
ホームページの制作費で入れられるSEO(検索で見つけてもらうための手入れ)は、「検索に出るための土台」までです。ページの名札(タイトル・説明文)、検索エンジンに読ませる設定、スマホ対応、Search Console(Googleでの見え方が分かる無料の道具)の登録——作るときに1回入れれば済むものがここに当たります。
- 順位は、制作費では買えません。公開したあとに中身を足し、数字を見て直していく続きものの仕事で決まります。Google自身が「Google でのランキングがトップになるような秘訣はありません」と書いています
- 一方で、Googleは新しいサイトの開設を計画しているときが、専門家に頼む「最適なタイミング」だとも書いています。土台は、作るときに入れるのがいちばん手間がかかりません
🔴 だから、見積書や提案書に「SEO対策込み」「SEOに強い制作」と書かれていたら、その中身が「土台」なのか「育てる作業」なのか「順位の約束」なのかを聞き分けてください。聞き方の文例を、このページの中ほどにそのまま使える形で置きました。
見積書の「SEO」を、3つに分けて読む
見積書や提案書に出てくる「SEO」という言葉は、中身がまったく違う3つのものを指していることがあります。手元の見積書の「SEO」と書かれた行を、下の3つのどれに当たるかで仕分けてください。
| 分け方 | 中身 | いつ・何回 |
|---|---|---|
| ① 土台 | タイトル・説明文、構造化データ、内部リンク、スマホ対応、サイトマップ、Search Console の登録 | 作るときに1回 |
| ② 育てる作業 | 記事や説明を書き足す、検索の数字を見てページを直す、順位や流入を報告する | 公開したあと、毎月続く |
| ③ 順位の約束 | 「◯位以内」「上位表示を保証」など、結果を約束する文言 | —— |
※ ①は1回の作業なので、制作費に入っていて自然です。②は毎月の作業なので、制作費(1回払い)の中に入っているなら、何か月分・何をどれだけやるのかが書かれているはずです。
仕分けたら、次の3つを確かめます。
- ①が項目で書かれているか。「SEO対策一式」の1行だけだと、何が入っているのか分かりません
- ②が制作費に含まれているなら、期間と中身が書かれているか。「公開後もSEO対策」とだけ書かれていたら、何か月・何をするのかを聞きます
- ③があるなら、何をもって達成とするのか。どの言葉で、どの地域で、いつ測った順位なのか。Googleは「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と書いています
土台の6項目と、納品後に自分で確かめる方法
土台は、納品されたあとに自分で確かめられます。専門の知識がなくても、どの画面のどこを見ればいいかが決まっているからです。
| 土台の項目 | 何のためか | 自分で確かめる方法 |
|---|---|---|
| ページの名札(タイトル・説明文) | 検索結果に出る見出しと説明になる | Googleで自社名を検索し、出てきた見出しと説明を読む。ページごとに違う名札になっているか(検索結果ではGoogleが言い回しを変えて出すこともあるので、ブラウザのタブに出る題名も見る) |
| 構造化データ | 会社名・住所・よくある質問などを、検索エンジンに読み取りやすい形で渡す | Googleの「リッチリザルト テスト」にページのアドレスを入れる |
| 内部リンク・パンくずリスト | ページどうしのつながりを、人と検索エンジンの両方に伝える | 各ページの上に「ホーム / ◯◯」の道順が出ているか。どのページからもトップと問い合わせに戻れるか |
| スマホ対応・表示速度 | スマホで読みにくい・遅いページは、開いた人がすぐ閉じる | 自分のスマホで開く。速さはGoogleの「PageSpeed Insights」にアドレスを入れる |
| サイトマップ・robots.txt | どのページがあるかを検索エンジンに知らせる | ブラウザで 自社のアドレスの後ろに /sitemap.xml を付けて開く。ページの一覧が出るか |
| Search Console の登録 | どんな言葉で何回表示されたかが分かる | 自分のGoogleアカウントで開き、設定 →「ユーザーと権限」で、自社のアカウントが「所有者」になっているか |
※ 6項目は、当社が制作に必ず含めている土台と同じ並びです(無料診断のページにも同じ6つを書いています)。
🔴 いちばん大事なのは最後の1つです。Search Console が制作会社のアカウントだけに登録されていると、自社のサイトがどんな言葉で探されているかを、自分で見ることができません。制作会社との付き合いが終わってから見たくなったときは、自社で所有者の確認をやり直すことになります。作るときに自社のアカウントで登録してもらえば、この手間はかかりません。名義の確かめ方は契約の前に確認する5つにもまとめています。
育てる作業は、制作とは別の仕事
土台を入れたサイトは、「検索に出られる状態」になります。ただ、出られる状態と、上のほうに出る状態は別です。上に出るかどうかは、そのページが探している人の問いに答え切れているかと、時間に大きく左右されます。
時間については、Googleがこう書いています。
「変更した結果が Google 側に反映されるまでにはある程度の時間がかかります。数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります。一般的には、数週間待ってから Google 検索の検索結果に良い影響があったかどうか確認することをおすすめします。」
出典:Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」(2026年9月24日に確認)
つまり育てる作業は、足す → 数週間待つ → 数字を見る → 直すのくり返しです。1回払いの制作費で完結する形とは、もともと合いません。制作費とは別の、続きものの仕事として見積もりに出ているほうが、何にいくら払っているのかが分かりやすくなります。
⚠️ 逆に言えば、育てる作業は自分でもできます。お客さまからよく聞かれることをページに書き足す、Search Console で表示された言葉を見る——どちらも道具は無料です。頼むかどうかは、それを続ける手が社内にあるかで決めて構いません。
制作会社に送る質問(そのまま使えます)
見積もりをもらったら、次の文面をそのままメールやLINEに貼って送ってください。当社に見積もりを頼む場合も、同じ質問をしていただいて構いません。
お見積もりありがとうございます。SEOについて、次の5点を教えてください。
- 制作費に含まれるSEOの作業を、項目ごとに教えてください(タイトル・説明文、構造化データ、サイトマップ、Search Console の登録など)
- Search Console は、弊社のGoogleアカウントを「所有者」にして登録していただけますか
- 公開したあとの作業(記事の追加・ページの直し・報告)は、制作費に含まれますか、別料金ですか。含まれる場合は、何か月・何をするのかを教えてください
- 順位について目標を置く場合、どの言葉の、どこで測った順位を目標にしますか
- 公開後の作業をやめた場合、土台(設定・サイトマップ・Search Console)はそのまま残りますか
比べて決めたいので、文面でいただけると助かります。
🔵 答えが項目で返ってくれば、Step 02 の表で納品のあとに1つずつ確かめられます。1行で返ってきたら、「項目で教えてください」ともう一度聞いて構いません。
自分でやる範囲と、頼んだほうがいい範囲
| 作業 | 自分で | 頼んだほうがいい |
|---|---|---|
| 土台(6項目) | 既にあるサイトなら、Step 02 の方法で確かめるところまで | 作るとき・作り直すとき。後から足すより、作るときに入れるほうが手間がかからない |
| 書き足す(記事・説明) | お客さまに聞かれたことを書く。中身を知っているのは自社 | 書く時間が取れないとき。事実と数字は自社で確かめる |
| 数字を見て直す | Search Console で、表示された言葉と回数を月1回見る | どのページの何を直すかの判断に迷うとき |
Googleは、急ぐ方や詳しく知る必要がない方には専門家の採用を検討するよう勧めています(「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」)。そのうえで、頼むなら新しいサイトの開設を計画しているときが最適なタイミングだとしています。理由は「このタイミングなら、最初から検索エンジンとの相性を考慮してサイトを設計できます」というものです(「SEO 業者の利用を検討する」。いずれも Google 検索セントラル、2026年9月24日に確認)。
IZANAの場合(金額を出しておきます)
当社は、Step 01 の①と②を料金ページで別々の欄に載せています。③の順位の約束はしていません。
| 分け方 | 中身 | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| ① 土台(制作費に含む) | LP(1枚のページ)。Step 02 の6項目入り。サイトは買い切り | 30万円〜 |
| ① 土台(制作費に含む) | サイト改善・再構築(最大5ページ構成)。6項目入り | 50万円〜 |
| ① 土台(制作費に含む) | プレミアム(最大10ページ構成)。6項目入り | 80万円〜 |
| ② 育てる(毎月・お勧めしています) | スタンダード保守の全内容+SEO改善提案+ブログ記事代筆(月2本)+検索順位レポート+GA/SC月次レポート | ¥50,000(月) |
| ③ 順位の約束 | いたしません | —— |
※ 「育てる」はいつでもやめられます。やめても、サイトと土台はそのまま残ります。このほかに、サーバーとドメインの実費(約13,200円〜/年・税込)を別途お預かりします。最新の条件は料金ページをご覧ください。
「育てる」は続きものの仕事なので、順位や問い合わせの件数をお約束するものではありません。ご自身で育てていきたい方には、そのまま使える形でお渡しします。
よくある質問
「SEO対策込み」の見積もりのほうが、お得ですか?
中身によります。込みになっているのが土台(タイトル・説明文、構造化データ、サイトマップ、Search Console の登録など)なら、作るときに入れるのが自然なので、項目が書かれていれば安心材料です。公開後の作業まで込みになっているなら、何か月・何をするのかを確かめてください。1行の「SEO対策一式」だけでは、得かどうかは判断できません。
制作だけ頼んで、SEOは自分でやれますか?
やれます。土台が入ったサイトなら、書き足す作業と、Search Console で数字を見る作業は、無料の道具で自分でできます。そのためにも、Search Console の「所有者」を自社のアカウントにしておいてください。
公開してから、どのくらいで検索に出ますか?
決まった日数はありません。Googleは、変更が反映されるまでに数時間かかるものも数か月かかるものもあり、一般的には数週間待ってから影響を確かめるよう勧めています(Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」)。
順位を保証してくれる会社に頼んでも大丈夫ですか?
Googleは「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と書き、掲載順位を保証すると主張する業者には注意するよう呼びかけています(Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」)。保証の文言があるなら、どの言葉の・どこで測った順位で、達成しなかったらどうなるのかを文面で確かめてください。
いまのサイトに、
土台が入っているかを見てほしいとき。
無料診断では、ページの名札・検索エンジンに読ませる設定・Googleマップの状態まで、順位を上げる前の「土台ができているか」を見て、まず直すところ3つをお返しします。