ホームページ制作会社を選ぶときに困るのは、値段が比べられないことです。同じ「50万円」でも、原稿を誰が書くか、写真を誰が用意するか、公開したあとの修正が有料か無料かで、中身がまるで違います。金額を並べても決まらないのは、比べる項目が決まっていないからです。
このページは、見積もりを取る前に決めておくこと、相手に聞く質問、見積書で揃える項目を、そのまま使える形で並べたものです。先に立場を明かしておくと、IZANAも制作会社の一つです。自社に有利な基準だけを並べても選ぶ役には立たないので、当社が当てはまらない項目も同じように書きます。
選ぶ前に、自分の側で決めておく3つ
ここが決まっていないと、どの会社の提案も比べられません。相手が悪いのではなく、比べる物差しが無い状態です。
- 何のために作るか:相談や見積もりを増やしたいのか、名刺代わりに会社の存在を示したいのか、求人に使いたいのか。目的が違えば、必要なページも費用も変わります
- 誰に見せるか:一般のお客さんか、取引先や元請けか。前者なら写真と分かりやすさ、後者なら対応できる仕事の範囲や許可・資格の記載が中心になります
- 公開後、自分でどこまで触るか:お知らせや事例を自分で足したいなら、そのための仕組みが要ります。触らないと決めるなら、その分は簡単な作りで足ります
この3つをメモ1枚にして、問い合わせのときにそのまま送ると、各社の提案が同じ土俵に乗ります。
見積もりを取る前に聞く、7つの質問
そのまま送って使える文にしています。答えそのものより、答えが返ってくるかどうかを見てください。
| 聞くこと | なぜ聞くか | 答えが曖昧なとき |
|---|---|---|
| 「月額はいくらで、何が含まれますか。解約したらサイトはどうなりますか」 | 制作費と月額は別。5年分を足すと総額が逆転することがある | 総額が読めない。年数で掛け算して確かめる |
| 「公開後、ドメインとサーバーの名義は誰になりますか」 | 名義が相手側だと、乗り換えるときに移せないことがある | 契約書で名義を確認するまで決めない(すでに連絡が取れなくなっているときの確かめ方は制作会社と連絡が取れないときに) |
| 「サイトのデータは、解約時に受け取れますか」 | 受け取れないと、作り直しが一からになる | 受け取れる範囲を書面で |
| 「自分で更新できるのはどこまでですか」 | 更新のたびに費用がかかるかどうかが決まる | 更新の依頼1件あたりの費用を聞く |
| 「公開前の修正は何回まで、公開後の修正はいくらですか」 | ここが決まっていないと、あとで追加費用になりやすい | 回数と単価を見積書に書いてもらう |
| 「原稿と写真は、どちらがどこまで用意しますか」 | 見積もりの差の多くはここ。自分で書く前提の金額かもしれない | 「文章はお客様ご用意」かどうかを確認 |
| 「検索で見つかるために、具体的に何をしますか」 | 作業の中身を答えられるかを見る | 順位を約束する答えが返ってきたら、いったん持ち帰る |
最後の質問について補足します。検索順位はGoogleが決めるため、IZANAは順位をお約束しません。お約束できるのは作業の中身までです。「1ページ目に入れます」という言い切りは、Googleの仕組みの上では裏づけが取れません。
「近くの会社かどうか」で選ぶべきか
地元の会社に頼むべきか。結論を先に書くと、距離そのものは選ぶ基準になりません。効く場面と効かない場面があるだけです。
| 近さが効く場面 | 近さが関係しない場面 |
|---|---|
| 顔を合わせて話したい(初回の打ち合わせ) | 文章の設計、ページの構成、検索まわりの作業 |
| 店舗や現場の写真を撮ってもらう | デザイン、修正のやりとり、公開後の更新 |
| 工事や設備など、現場を見ないと書けない仕事 | サーバーやドメインの手続き |
実際に確かめたいのは距離ではなく、相手が自分の商圏とお客さんを言葉にできるかです。初回の相談で「うちのお客さんは、どこから、何を調べて来ると思いますか」と聞いてみてください。近くにいても答えられない相手もいれば、遠くても事前に調べてくる相手もいます。
IZANAはオンラインで全国から承っています。お打ち合わせはLINE・お電話・メールと、記入式のシートで完結し、対面は必須ではありません(スマートフォンだけで進める手順はスマホだけでホームページを頼むに)。一度会って決めたい方には、ご希望の方のみ対面で承ります。費用は事務所(三重県桑名市)からの距離で決まり、料金ページに載せています。三重県内の方には三重県のホームページ制作のページもあります。原稿や写真のやりとりに距離が関係しないのは、当社も他社も同じです。
見積書は、この項目でそろえて比べる
各社の見積書は書き方が違うので、そのままでは比べられません。次の項目を縦に並べ、「含む/含まない/別料金」を自分で埋めると、金額の差の理由が見えます。
- ページ数(トップを1ページと数えるか、下層だけで数えるか)
- 原稿を誰が書くか(全部・骨子まで・お客様ご用意)
- 写真(撮影あり/支給/無料素材)
- スマートフォン向けの表示
- 問い合わせフォーム、電話・地図・SNSへの導線
- 公開前の修正回数、公開後の修正の単価(「1回」の数え方は修正◯回までに)
- サーバー・ドメインの費用と名義、年次更新を誰がやるか
- 公開後の保守(何が含まれ、月いくらか)
- 納品物(データを受け取れるか)
この表を埋めると、安い見積もりが「原稿はお客様ご用意・修正2回まで・保守は別」だった、ということが分かります。安いほうが損とも、高いほうが良いとも言えません。含むものが違うだけです。安い側で足りる条件は安いホームページ制作と30万円は何が違うのかに、金額そのものの目安はホームページ制作費用の考え方にまとめています。
🔴 もう1つ、見積書に入っていないことが多い項目があります。公開したあと、検索で見つけてもらえるように育てる作業です。制作費に含まれるのは土台までで、そこから先は別の仕事で、別に費用がかかります。「SEO込み」と書かれているときは、毎月、何を何本つくるのかを必ず聞いてください。中身は公開したあと、育てるにまとめています。
サンプル・実績の見方
実績ページは、見た目の好みで見てしまいがちです。次の4つで見ると、判断の材料になります。
- 自分と近い規模・業種の例があるか:大企業の事例ばかりなら、小さな会社の予算感と合わないことがあります
- スマートフォンで開いてみる:文字が小さい、押しにくい、表示が遅いといった点は、実機でしか分かりません
- 問い合わせまで何回押すか:トップから相談までが遠いサイトは、作りの考え方がそこに出ています(自社のサイトで、どこで止まっているかを数える方法は問い合わせ率は低いのかに)
- 公開後に更新されているか:お知らせが数年止まっているなら、更新しやすい作りになっていない可能性があります
実績が少ない相手をどう見るか、という問題もあります(判断の手順はお客様の声や実績が少ない制作会社を、どう判断するかにまとめました)。その場合は、実績の数ではなく、見本のサイトと、質問への答え方で判断してください。当社の見本はサンプル一覧に、業種ごとの考え方は業種別のページに置いています。お客様の実例の代わりに、代表が自ら運営する別事業のサイトを検索から見つかる形に育てた記録(別事業のサイトを育てた記録・どの事業かは伏せています)と、業種別の実態調査などの実証のページも出しています。実績が少ない相手には、何をどう数えて、何が効かなかったかを出しているかを聞いてみてください。
その場で契約しないほうがいい場合
会社の良し悪しの話ではなく、持ち帰って確かめる理由になるものを挙げます。
- 見積書に内訳が無く、一式いくら、とだけ書かれている
- 「今日中に決めれば割引」と、その場で決めるよう期限を切られる
- 検索順位やアクセス数の数字を約束される
- 名義・解約条件・データの受け取りについて、質問の答えが返ってこない
- 契約の形がリースになっている(途中でやめても、残りの支払いが続く形かどうかを確かめる)
どれも「持ち帰って書面で確かめる」で対処できます。急がされたときほど、いったん止めて構いません。契約書のどこを見るかは、契約前に確認する5つにまとめています。見積もりは複数社から取るのが基本で、当社も3社のうちの1社として比べていただくつもりでお出ししています。月額制と買い切りで総額がどう変わるかは月額制と買い切りの違いにまとめました。
自分で決められること、相手に任せること
ここを混ぜると打ち合わせが長くなります。分けておくと早く進みます。
- 自分で決める:目的、見せたい相手、載せたい仕事の範囲、予算の上限、公開したい時期、社名・連絡先・営業時間などの事実
- 相手に任せる:ページの並び、文章の組み立て、デザイン、技術の選び方(WordPressにするかHTMLにするかを含む)、公開の手順
「デザインはお任せします」と言い切って構いません。逆に、目的と相手だけは自分で決めてください。ここを任せると、誰に向けたサイトなのかが最後まで決まりません。制作の進み方は制作の流れにまとめています。
IZANAに頼む場合(自社の条件を、同じ項目で)
上の7つの質問に、当社が自分で答えます。同じ項目で他社と並べてください。
| 項目 | IZANAの場合 |
|---|---|
| 月額 | サイトは買い切りで、制作費の月額はありません。月額がかかるのは、公開してからの保守・育てるプランに入っていただいた場合です。保守はお勧めしていますが、強要はしません |
| サイトの所有権 | お客様。解約時はサイト一式(HTML・CSS・画像)をお渡しします |
| サーバー・ドメイン | 当方で取得・運用を代行し、実費をお預かりします。ドメインは、お客様ご自身の名義で取っていただくこともできます |
| 公開前の修正 | デザイン修正5回まで |
| 原稿・写真 | 原稿は、打ち合わせで伺った内容をもとにこちらで用意します。写真は、お手持ちのもの(スマホで撮ったもので十分です)を使います。撮影は行っていません |
| 検索まわり | 探される言葉での名乗り方、ページの構成、Googleへの登録までを組み込みます。順位のお約束はしません |
| 費用 | 1枚のページ(LP)30万円〜/最大5ページ構成 50万円〜/最大10ページ構成 80万円〜(いずれも税抜) |
できないことも書いておきます。検索順位を約束することはできません。サーバーの監視や障害のときの復旧は、保守プランに入っていただいた範囲での対応になります。最新の条件は料金ページをご覧ください。
どこに頼むか決める前に、今のサイトについて他社と比べたい場合は、無料診断にサイトのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで、費用はかかりません。話したほうが早い場合は、電話 080-6058-4020(受付9:00〜19:00・年中無休)か、LINEでも受け付けています。
IZANA WEB制作より
納品するのは、ホームページだけではありません
検索で見つかる入口と、問い合わせまで迷わせない導線を制作の最初から組み込みます。検索からの流入は公開後に育てていくもので、順位や集客数の保証はできません。その前提をご説明したうえで、サイトは買い切りで制作します(公開してからの保守はお勧めしています)。仕上がりは契約前に業種別サンプルでご確認いただけます。
