工務店・塗装・水道・電気・リフォーム・建設・造園・町工場・運送・ハウスクリーニング——地域名と業種名で探される仕事は、ホームページの作り方に共通点があります。この記事は、その共通点を1本にまとめた総論です。
一般論だけを書いても仕方がないので、IZANAが実際に数えた数字から始めます。
まず、10業種・1,222社のサイトを数えました
2026年9月に、全国10県の電話帳から10業種・1,222社を抜き出し、1社ずつ検索して数えました。大手の支店や加盟店、同じ会社の2つ目の行などを業種ごとの決まりで外すと、割合の分母は合わせて1,187社です。社名は出さず、割合と件数だけを公開しています。
| 業種(分母) | 自社のサイトがある | 電話をタップで発信できる | 更新が2023年以前で止まっている |
|---|---|---|---|
| 電気工事(119社) | 26.9% | 53% | 36% |
| 塗装(119社) | 31.1% | 70% | 43% |
| 工務店(116社) | 44.0% | 53% | 35% |
| 水道・設備(120社) | 23.3% | 59% | 48% |
| リフォーム(117社) | 51.3% | 70% | 27% |
| 建設・土木(118社) | 38.1% | 62% | 29% |
| 造園(118社) | 28.0% | 61% | 36% |
| 町工場・鉄鋼(140社) | 22.9% | 50% | 56% |
| 運送(108社) | 35.2% | 71% | 33% |
| ハウスクリーニング(112社) | 40.2% | 73% | 47% |
「自社のサイトがある」は、かっこの中の社数で割った割合です。右の2つは、サイトがあった会社の中での割合です(タップ発信はスマホとして開いて数えました)。業種ごとの数え方と「この調査で言えないこと」、施工事例や料金の目安の数は、業種ごとの実態調査にまとめています。
この表から読めることは3つです。
ひとつめ。自社のサイトがある割合は、業種によって22.9%から51.3%まで開きがありました。いちばん多いリフォームでも半分ほどで、電話帳に載っている会社の多くは、社名で調べても自社のサイトが出てきません。
ふたつめ。電話をタップで発信できるのは、10業種とも5割〜7割台で、業種による大きな差はありませんでした。これは特定の業種の話ではなく、小さな会社のホームページ全体に共通する状態だと考えたほうが正確です。スマホで見つけて、そのまま押して、かける——この最後のところで止まっているサイトが、どの業種にも3割〜5割ありました。
みっつめ。更新が2023年以前で止まっているサイトは、業種ごとに27%〜56%ありました。作ったあとに手が止まるのは、どの業種でも珍しいことではありません。
料金の目安も、同じ物差しで数えた8業種では、どれも3割に届きませんでした。金額が現場の条件で変わる仕事ばかりなので、載せにくいのは当然です。それでも「この工事はいくらから」「なぜ金額が動くのか」が書いてあると、お客様は相談していいかどうかを自分で決められます。
最初に決めるのは「誰が、何を知りたくて検索するか」
「地域名+業種」だけを狙うのでは十分ではありません。同じ業種でも、お客様が確かめたいものは違います。
- 工務店・リフォーム=施工エリア、建てた家・直した家、相談から引き渡しまでの順番
- 塗装=同じ場所の施工前と施工後、使う塗料とグレード、金額が動く条件
- 水道・電気=その日のうちに来てもらえるか、代表的な工事がいくらから、押せる電話番号
- 建設・造園=請ける工事の範囲、許可、公共と民間のどちらが多いか、採用の情報
- 町工場=対応材質・設備・ロット、図面のやり取りの方法
- 運送=何を・どこまで・どの車で運べるか
- ハウスクリーニング=作業ごとの料金の目安、伺う範囲、作業前後の写真、保険
ここを決めてからページの並びを決めると、載せるものが自然に決まります。逆にここが曖昧なまま作ると、「会社案内」だけのサイトになります。
地域密着サービスのホームページに必要な5項目
- 対応地域:市町村名と、出張・訪問の条件を明記する
- 対応内容:できることだけでなく、対応外も書く
- 事例:写真、条件、作業内容、期間をセットで載せる
- 料金の判断材料:最低料金ではなく、金額が変わる条件を示す
- 問い合わせ導線:電話・LINE・フォームを、どの画面からも迷わない位置に置く
調査で数えた項目と重なります。工事の7業種では、施工事例のページは4〜8割が持っていました(水道・設備が44%、ほかの6業種は68〜78%)。持っていないことが多かったのは、料金の判断材料と、押せる連絡先のほうでした。
「持っている」と「今も使える」は別のことです
1,187社を調べる途中で、検索すると出てくるのに開けないサイトに何度も当たりました。ドメイン(○○.com のような住所)が切れているもの、サーバーが応答しないもの、WordPressのエラー画面がそのまま出るもの、サーバーを契約したときの初期ページのまま、中身が1枚も入っていないもの。どれも検索結果にはきちんと社名で出てきます。
ご自分の会社名で一度検索して、出てきたリンクを押してみてください。それだけで、今どうなっているかが分かります。出てこなかったときの確かめ方は、検索しても自社のホームページが出てこないにまとめています。
集客の手段を足す前に、サイトの「決める」段を見る
チラシ、SNS、見学会、マッチングサイト、広告——どの手段で知ってもらっても、お客様はたいてい社名で調べ直してからサイトを開きます。そこで提供内容・対応地域・料金の目安・相談方法が分からなければ、比較の候補に残れません。記事や広告は入口、サービスページは受け皿です。どちらか一方では成立しません。
業種ごとに、集客の一覧に並ぶ手段を調査の数字に当てた読みものがあります。
公開したあとは、数字を見て育てる
IZANAは、検索順位や問い合わせ数をお約束しません(順位を決めるのはGoogleです)。できるのは、公開後にSearch Consoleで「実際に検索された言葉」を確認し、探されている言い方に本文を寄せていくことです。IZANAはここまでを設計に含めます。
この「育てる」で実際に何をするのか、費用はどこで切れるのかは、公開したあと、育てるにまとめています。
業種ごとの具体は、それぞれのページに書いています
この記事は総論です。業種ごとの「何を載せるか・いくらか」は、それぞれのページにまとめてあります。
- 工務店・建設業のホームページ制作
- 塗装業のホームページ制作
- 電気工事店のホームページ制作
- 水道工事・設備業のホームページ制作
- リフォーム会社のホームページ制作
- 建設業(土木・解体)のホームページ制作
- 造園・外構のホームページ制作
- 製造業のホームページ制作
- 運送会社のホームページ制作
- 業種別ホームページ制作の一覧
あわせて読みたい
IZANA WEB制作より
納品するのは、ホームページだけではありません
検索で見つかる入口と、問い合わせまで迷わせない導線を制作の最初から組み込みます。検索からの流入は公開後に育てていくもので、順位や集客数の保証はできません。その前提をご説明したうえで、サイトは買い切りで制作します(公開してからの保守はお勧めしています)。仕上がりは契約前に業種別サンプルでご確認いただけます。